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CONSTRUCTION 基礎工事、最初の作業

地縄張り・遣り方工事という言葉があります。建物の範囲を示すために基礎のまわりに縄を張って印をつけるのを地縄張り、木杭などを使って基礎の高さを示すのを遣り方工事といいます。現在では、レーザーレベルという計測機器を用いることが多い工程です。この後、基礎の地盤まで土を掘り返す掘削工事を行います。
掘削したら、地盤の耐久性を高めるために、再生と呼ばれる砕いた石を地盤全体に敷き詰め、ランマーと呼ばれる機械で地面を締め固めます。

WORK CONTENT 作業内容

基礎工事、最初の作業(根切り)

基礎工事の最初の作業とも言える根切りと地縄張り工事です。建物の範囲を示すために基礎のまわりに縄を張って印をつけるのを地縄張り、木杭などを使って基礎の高さを示すのを遣り方工事といいます。現在では、レーザーレベルという計測機器を用いることが多い工程です。この後、基礎の地盤まで土を掘り返す掘削工事(根切り)を行います。
掘削したら、地番の耐久性を高めるために、再生と呼ばれる砕いた石を地盤全体に敷き詰め、捨てコンを行い地面を締め固めます。

外周型枠工事

捨てコンの作業が終了したら、次は墨出しの線に基づいて外周部に基礎型枠を組んでいきます。外周型枠は、配筋後にコンクリートが流れ出さないように設置するものなので正確さが求められる大事な工事です。外周型枠が終われば、外周部、スラブ、耐圧部に配筋工事をおこなっていきます。

立上がり・生コンクリート打設

基礎工事の立上がり部分の生コンクリート打設工事です。基礎立上り内部の型枠工事や基礎と土台を連結するアンカーボルト設置に問題がなければ、立上り部分に生コンクリートを打設します。現場によって異なりますが、底盤部分のコンクリート打設のときと同様に、バイブレータなどで余分な空気や水分を抜き、しっかりと生コンクリートの締め固めを行います。

型枠組み・仕上げ

まず、基礎の外周部に型枠を組み、コンクリートを打設し、ベースコンクリートとします。ベースコンクリートが乾いたら、基礎をつくるための型枠(内部型枠)を組み、コンクリートを流し込みます。建物の基礎になる部分なので、バイブレーターで隙間なく行き渡らせ、流動性の高いコンクリートで、天端を水平にします。
乾燥させて強度を出し、型枠を外します。つなぎ目のバリ取りを行うと、基礎工事の完成です。